ポートレート

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普通にポートレート

周囲や背景、光の方向を意識して前ボケと後ろボケを基本としています。ビルのガラス、水たまり、ベンチなどとにかく使えるものは何でも使うこと。公園や観光スポットが特に撮りやすい。夜間撮影で黒い服装だと映えないし、緑の背景に緑の服装も同じく映えない。なので撮影当日のモデルさんの服装に合わせた撮影地や時間を考えています。

現在は「太陽を背にする」を意識としており、特に被写体の真上に太陽があると顔に不細工な影ができてしまいます。それはそれで良い表現なんですけど、できるだけ避けるようにはしてます。また緊張してたり慣れてないモデルさんにはジャンプなどアクションをしてもらったり、何か小道具を持たせてあげたり、そうすると少し表情も和らぎますのでオススメ。


浴衣(着物)でポートレート


浴衣はシチュエーションというか背景もすごい大切だと思いますので、撮影場所は神社や歴史的建造物、また昔ながらの日本の街並みや道、がバッチリ合うかなと。近代的建造物とのミスマッチも面白いがやや不自然な印象を与えるかも知れない。(個人的にはやってみたいけども)

扇子、和傘、髪飾り、カゴバッグなどの小物があれば、ポージングも楽になる。髪型は「うなじ」が見えるようアップで編み込み、リーゼント風、ポニーテールなどアレンジすると良さそうです。ヘアメイクさんやメイクアップアーティストさんとコラボしないと無理ですけどね。

体は横向き、後ろ向き、斜め向きが良い。正面から撮ると何だか物足りない印象。帯の後ろを魅せればより美しくなるかな。とにかく姿勢、視線、指先の方向など注意すべきポイントはいくつもあるのでモデルさんも大変であろうと思いました。


制服でポートレート


ポートレート定番。公園でも町中でもどんなシーンにも合う。しかしそれゆえ同じ写真の量産になりがち。そして何より撮ってるときの周囲の目が気になる(笑)

制服での撮影は他のカメラマンが作例を沢山出しているので参考にしてみて下さい。特にレイヤーを撮るレイヤーカメコと呼ばれる方々はポーズやライティングなど本当に参考になります。


花火でポートレート


花火大会でポートレート撮影をする場合は周囲が暗い場合が多くストロボ(フラッシュの上位版のようなもの)が必要で、それを被写体にあてて撮影します。でないと、花火はそのまま綺麗に撮影できても被写体は真っ黒で影のように映ってしまいます。

ストロボは直当てでもソフトボックスを使用してもどちらでもOK。シャッタースピードが長くなるので被写体を止めるという意味でもストロボの瞬間光は有効です。周囲に人が多かったり正確な打ち上げ場所を予測できないことを考えると、普通に花火を撮るよりも難易度は高め。


夕陽でポートレート


夕陽の光は鉄板。特に逆光は本当に綺麗です。被写体をどのように見せたいかで絞りは変化。僕はポートレートに関してはF1.4など開放で撮ることが多いのですが、夕日に限っては絞ることが多いような気がしてます。

夕陽(太陽)と被写体を重ねるように撮ればシルエットになりドラマチックに映る。つまり背景は明るく、被写体は影になってるので暗く映るという感じ。ストロボを使用する場合は背景の明るさと被写体の明るさをコントロールするのが難しい。時間に追われるので普段から練習しておこう。


夜(夜景)ポートレート


基本的にイルミネーションと同様。ズームよりも明るい単焦点がオススメ。時間帯によるがストロボは必要となり街灯などない場合は補助光としてもアクセントとしても使用すること。例えば被写体を背後から焚いてエッジをおこすなど。

開放でも絞ってもどちらでも良いですけど、基本的に開放で撮ったほうが有利です。というかF5.6などで撮ると暗すぎてシャッターを長く切らないといけません。なのでお持ちのレンズの最も明るい数値で撮るのがいいと思います。ホワイトバランスのオススメは個人的に青みが強くなる蛍光灯や、暖かみが感じれる日陰など。


イルミネーションでポートレート


夜は女性をキレイにしてくれる時間帯。しかしイルミネーションが点灯する時期はクリスマス前後なので、寒さが気になる。モデルさんのことを考えると長時間の撮影はできません。なのでロケハンに力を入れ短期決戦。

F値開放で、背景を大きくボカしたい場合はSSを稼げるので手持ちでも撮影できる。逆に絞って撮影する場合は三脚が必要です。おすすめの時間帯は日が沈む少し前ですがそれでも暗いので明るい単焦点レンズが良い。ボケはF値や焦点距離に左右されますから、焦点距離が長く明るいレンズがオススメ。例えば85mmF1.4、135mmF2、70-200mmF2.8などなど。


雨でポートレート


基本的にストロボをバックから焚く。雨を捉えるなら誰にでもできるので比較的簡単なポートレート撮影。大粒の雨や小雨だったりするので雨の表情をどうするかですが、映り方は焦点距離や絞り、被写体との距離などで調整する。

そしてホワイトバランスですが私は雨の色=水色か青がいいと思いますので、2600ケルビンあたりで調整することが多いです。カメラマンやモデルはもちろん濡れる機材は防水対策しないと壊れる可能性がありますので、ジップロックなど透明袋に入れよう。


カップルポートレート


基本的な撮影技術はもちろん大切だが、それ以上にコミュニケーションスキルが必要。ストロボやレフ版を使用する場合は2人に光を回すことになるので複雑。僕にとって難しい撮影の1つです。ウエディング撮ってる方たちはみなさん尊敬しますよ。


その他のポートレート


もはやポートレートとは呼べないもの。中には加工した作品もございます。写真は自由に表現したいですからね。

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