3Dマーターポート撮影

日々進化を続けているカメラ業界では、多くの新しいカメラが開発されています。アクションカメラや360度カメラでは、今までのカメラでは撮影することができなかった世界を形にすることを可能にしました。こちらでは新技術を搭載したカメラの中でも今注目を集めている360度3Dカメラ「マーターポート」の機能やメリットについて説明したいと思います。


マーターポートとは

マーターポートとはアメリカのシリコンバレーにある「Matterport社」が販売している3Dカメラとクラウドサーバーがセットになったサービスのことで、世界中の80カ国以上で導入され、さまざまなシーンで活用されています。
マーターポートのカメラは本体の上・真ん中・下に6つのレンズと赤外線を照射するレンズを搭載し、撮影と同時にスキャンが可能になっており、撮影した画像はマーターポートクラウドからWeb上に公開されます。
そして、インターネットを利用してその画像を閲覧することで、まるで撮影した空間を歩き回っているかのような疑似体験が楽しめるのです。
また、マーターポートは閲覧に特殊な機器やアプリのインストールも必要ないため、インターネットさえつながっていれば、デバイスを選ばずに3D画像が確認できるという特徴があり、今流行りのVRでの視聴にも対応しています。


マーターポートの機能

マーターポートで撮影した画像は他にはない機能が搭載されています。その特徴を活かした使い方ができれば、マーターポートで魅力的なコンテンツが提供できるようになるでしょう。

①3Dウォークスルー


3Dウォークスルーでは、まるでその場を歩き回っているかのような感覚で撮影済みの空間を動き回ることができます。
Googleストリートビューと似た感覚で操作可能な機能ですが、マーターポートは非常に高画質であるため、よりリアリティのある画像が楽しめます。

②ドールハウスモード


ドールハウスモードを利用すると、撮影した空間を真下以外の全ての視点で立体的に閲覧できます。
お客様に空間の奥行きや全体像を伝えやすくなります。

③フロアプランモード


フロアプランモードでは、撮影した空間を真上から閲覧可能で、2階建て以上の場合には階層ごとにフロア全体が見られます。
例えば住宅の紹介時に部屋の畳数などをラベルで貼り付ければ、分かりやすく物件の内見が可能となります。

マータータグ付け


マータータグ付けは、画像のように3Dウォークスルー上に補足情報を追加できる機能です。
画像・PDF・動画・URLも情報に追加可能なので、特に伝えたいポイントをアピールするなど多くの活用シーンがあると思います。
例として店舗の画像中に予約URLを添付し、閲覧後のアクションにも繋げるなど。

メジャーメンツ


メジャーメンツは撮影済みのデータから、実際の距離や大きさを測定可能な機能です。
ほとんど誤差のない測定結果が得られるため、引越し後のインテリアの参考にする・建築現場の図面確認に利用するなどの使い方があります。
建築現場での利用も期待できる機能の1つです。


マーターポートの活用方法

ここからは、マーターポートの活用方法を具体的に紹介しましょう。

飲食店・美容院


お店の雰囲気にこだわりたい飲食店・美容院選びにもマーターポートの導入がおすすめです。
顧客に店舗の席数や広さを伝えることができるでしょう。
顧客側も下見の手間がなくなり、お店選びがしやすくなります。

ホテル・旅館


画像のみでホテルや旅館選びをしてしまうと、思っていたものと違ったという意見が多いですが、マーターポートを利用すれば、顧客に予約段階で部屋の広さや設備を十分に確認してもらえます。
施設全体の設備についてもアピール可能なため、多くの集客が期待できるでしょう。

住宅メーカー


マーターポートを使用すれば物件の広さ・内装を簡単に伝えられるため、内見が困難な顧客にも自社の物件をアピールできるでしょう。
また、家具や家電の配置を検討するときにも利用可能です。

教育現場


インターネットでバーチャルオープンキャンパスを開催すれば、実際のオープンキャンパスに参加できなかった生徒や保護者に校内の雰囲気を伝えられます。
遠方にお住まいの生徒にも学校の特徴をアピールできると思います。

スポーツジム


ジム内の器具や機材の種類と数が確認できるため、自分の求めている設備があるかどうかを顧客に伝えやすくなります。
口頭では施設内の雰囲気を理解してもらうのは難しいものですが、マーターポートがあればそれが可能なのです。

クリニック・介護施設


施設内の清潔感や設備・雰囲気を伝えることができます。来訪する前の「不安」を払拭するツールとしてもご利用いただけます。


マーターポートのメリット

マーターポートを導入することで企業・店舗はどのようなメリットを得られるのか詳しく説明していきます。

写真や動画では説明が難しい雰囲気も伝えられる

マーターポートで撮影した画像では「空間を歩き回る」という疑似体験が可能です。
そのため、閲覧者に写真や動画だけでは伝えきれなかった空間の雰囲気まで感じてもらうことができます。
店舗や施設選びのために、下見に行く必要もなくなります。

移動費や労力の節約ができる

マーターポートのメジャーメンツ機能を使用すれば、撮影した空間にあるものの大きさや空間の中の距離を自由に測定可能です。
つまり、測定のために何度も現場に訪れるための移動費や労力を大幅に削減することができるということです。

遠方の顧客にも施設や商品のアピールができる

撮影した画像はアプリのインストールなどは不要でインターネット環境があれば誰でも閲覧できるため、遠方にお住まいの顧客にも施設や物件を紹介可能です。
マーターポートを導入することにより、今までは難しかった販路が開拓されることもあると思います。

他社との差別化ができる

インターネットで情報を調べることが一般化された今では、画像や動画だけでは情報が不足していると感じる顧客が多いです。
情報が不足している店舗や施設よりも、十分な情報が分かるものの方が多くの顧客を惹きつけられるでしょう。


マーターポートのデメリット

もちろん良い面ばかりではなく、導入することのデメリットも存在します。営業する方はメリットばかりを伝えますが、きちんとデメリットも理解した上で導入して欲しいと思います。

固定費がかかる

サーバー契約が必須となるマーターポートは、自社ホームページの維持費や水道・光熱費の月額固定費のように、高額ではありませんが毎月の固定費がかかってしまいます。私は1000円/月に設定しておりますが、たとえ安くても固定費を増やしたくないという方は導入をご遠慮いただくことになります。

セキュリティの懸念

教育機関であれば防犯上の観点から不安になる保護者の方もいらっしゃいます。業種に関係なくセキュリティの懸念がある方は導入を見送らせていただくことになります。ただマーターポートも全ての箇所を映す必要はありません。防犯上映して欲しくないという箇所があれば、そこだけ撮影を避けることは可能ですので、そういった形で対応させていただいてます。


サンプル写真はこちら

上記は実際に撮影したマーターポートのサンプル写真です。クリックすると動画が展開され、お持ちのパソコンやスマホから画面をグルグルと回したり、写真では伝えきれないオフィス内・店内の様子を閲覧することが可能となります。

マーターポートを活用することで、情報の共有・PR・宣伝などのさまざまな効果が期待できます。今回紹介した活用事例は今後も増えていくことが予想されていますので、自社に最適な活用方法を考え、ぜひ導入検討なさってください。